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男の友情

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卒業式や職場の異動など、今月は別れの3月。
ある出来事を、ふと思い出す。

海自の任期満了退職日を月末に控えた3月中旬のある日。
年下の同僚から相談されたことがある。

「お前、あいつと同い年だろ。危なくて仕方ないから、一言注意してくれないか」
最近任官し赴任してきた寡黙な隊員だが、どうやら刃物を日頃から隠し忍ばせ持っているらしいとの事。

なんで自分なのか?

「それは職責として任されている甲板(営内生活指導係)の仕事だろ。」
と返答したところ、何とか頼むと懇願され最後の御奉公と引き受けた。

本人を落ち着かせ傷つけないように別室・・・

人気のないトイレに呼び出し
「あのさあ、君の事みんな怖がってるんだよ。わかるよな・・・」

と切り出し手短に趣旨を伝えたところ、無言で立ち去ってい行った。

彼の経歴は、以前陸自の二年間任期を終え退職後に再び海自に再入隊したという。
境遇は違えど人生の再起をかけ、この場所でお互い出会った者同士ということか・・・

そして月末退職日当日。

お世話になった各職場廻りを終えロッカー整理し、被服返納のため
制服に最後のアイロンがけしてたところ彼が静かに無言で現れた。

以前のこともあり一瞬身構えたが、彼は静かにアイロンを私から取り上げ
制服にプレスをかけ始めた。

「お、すまんな」

「・・・」

制服、ズボンに鋭く真直に線を入れ切れるほど見事なプレス。
去り際に無言でお互い目を見て一刹那。

彼は黙って帰っていった。

こんな男同志の、素敵な別れの友情もあっていいと思う。












# by assist-morioka | 2024-03-17 14:32 | Comments(0)

3月3日

本日、盛岡は大雪。

2月は記録的に暖かくそのまま春かと思ったが・・・

やはりだ。

さて、夕べテレビで横須賀のどぶ板通りや繁華街ビルの番組やっていた。
思えば36年前の今日は、自分が宣誓文を読み上げ海上自衛官として入隊式を迎えた日でもある。

あの頃の記憶は今も鮮明だ。
おそらく一生涯忘れることはないだろう。

だがしかしだ、150名近くの同期の名前がすぐに思い出せない・・・

そういえば着隊後の健康診断の際、防衛医官の問診があり
「私の目を見ろ、これからの5か月間は本当に厳しいぞ。耐え抜く覚悟はあるか!」と問われたことが強烈だった。

医官の言葉どおり、それから嘘のような現実の日々。
一番堪えたのはすぐに乾燥した空調で喉をやられ、風邪の発熱による体調悪化。

しかし課業欠席による成績低下を防ぐため、ぎりぎり我慢して必死に走り、
気絶寸前まで泳ぎ、そしてオールにしがみつき死に物狂いでボートを漕いだ。

そんな毎日で症状が和らいだのは5月ごろ。
今考えれば恐ろしい経験をしたものだと思う。

まあ、自ら志願し飛び込んだ世界。

結果耐えに耐えた数年後、任期満了退官時。
お陰様で強靭な精神力と頑強な鋼の体、失いかけた自信と誇りを取り戻した。

何より、それに見合った結構な蓄えを手にすることができた。

何だかんだと理屈をこね無為な人生過ごすなら
勝負をかけて何かを成す度胸が必要と思う。

あの日の3月3日も横須賀は雪降り・・・

この日は自分にとり、そんな門出の日だでした。



# by assist-morioka | 2024-03-03 16:32 | Comments(0)

人生百年

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先日、母方の伯母が亡くなる知らせが届いた。
享年105歳。

3年前に亡くなった母の、すぐ上の姉にあたる。
母も生きていれば今年100歳。

二人とも大正生まれでバリバリの戦中派だ。
この時代の方たちは戦前、戦中戦後を生きぬいた強靭な精神の持ち主。

現代は医療技術の進歩により人は長寿になったが
それでも百歳まで生きる方は特別。

そんな自分も今年で還暦。
よくぞこの年まで生きてこられたと思う。

年のせいかここ最近、健康志向が以前に増して高くなった。
10年後どのように生きているのだろうとか。

両親から貰った大事な命。
勝手に傷つければ親不孝の極み。

この機会に深く考えたいと思う。




# by assist-morioka | 2024-02-16 13:55 | Comments(0)

新年あけて

年明け早々、とんでもない災害が起きてしまった。

能登半島地震。
震度6強の地震はものすごい揺れだったに違いない。

三陸大震災の折、滝沢は震度6弱。
それでもまともに立ってられなかった。

安否不明者は300人を超え政府は激甚災害指定の考えを表明した。
よりによって1月1日、めでたい元旦にこの災害・・・

寒の入りを迎え寒さに凍える被災者の方々を思うと心が痛む。
被災された方々、亡くなられた方に心よりお見舞い申し上げます。


# by assist-morioka | 2024-01-10 14:30 | Comments(0)

40年前のハタチ頃、ある本を読んだ。

500ページを超える大作だが当時夢中になっていた猛犬スポーツの大友記者の一押しで
寝る間も忘れ一気に数日で読んだ。

記憶が曖昧でもあるが確か・・・

主人公の少年ボビーとスクワットは幼なじみで当時ニューヨークのブルックリンを本拠地とする
ブルックリン・ドジャースの熱烈なファン。

当然同じ本拠地、ニューヨークのヤンキースをファシストと呼びライバルの炎を燃やす。

この頃、第二次世界大戦が終結し大量消費時代を迎えた1950年代のアメリカは豊かさの全盛。
またモータリゼーションの到来により駐車場等ニューヨークの地価はどんどん高騰してゆく。

ドジャースは球団経営の観点から大転換を図り、本拠地東海岸のニューヨークからアメリカ大陸縦断し
西海岸ロスアンゼルスに球場を移す。

少年二人は大いに落胆した。

時は流れてスクワットはハイスクールで大リーグのドラフト候補となるが
運悪く交通事故で片足を失いそ、その夢は終わる。

数年たち、親友ボビーは元気をなくしたスクワットに自分の夢を告げ
夢の実現のため、是非お前の力が必要だとこの壮大な旅に友を誘う。

ボビーはその後実業家として数々の問題を克服し
念願の大リーグ球団オーナーとなる。

その球団がロサンゼルス・ドジャースだ。

ボビーは自分がドジャーズのオーナーとなり、いずれニューヨークのブルックリン・
エベッツフィールドに還ろうと考えていたのだ。

そして、彼の親友スクワットは選手を束ねるドジャーズの監督となり
その後激闘のワールドシリーズを戦うというストーリー。

黒人初の大リーガー、ジャッキーロビンソンが在籍した名門球団を舞台に
この500ページを超える物語には、男の夢やロマン、勇気、成功と挫折、恋愛・・・
すべてが凝縮されている。

自分の人生で、あれほど一心不乱に本を読んだことは未だ無い。
今思いだしても泣いて笑ってハラハラドキドキの連続だ。

海自時代、課業整列時の3分間スピーチを皆の前で手短にコレ話したところ
今まであまり口きいたこともない先任海曹から握手求められた。

朝から、すごく感動したらしい。
それは誰しも感動する冒険夢物語だからだ。

最後は確か西海岸の青く晴れ渡る空に飛ぶヒコーキを眺め
「みてろ、また来年を」で終わったと思う。

昨日、岩手県奥州市出身大谷翔平選手がロサンゼルス・ドジャースへの入団会見を行った。
数百人のメディアの前で威風堂々、自信に満ち溢れた澄んだ目。

本年度大リーグホームラン王とMVPを受賞し、春のワールドベースボールクラシック優勝。
契約金も1000億円を超え名実ともに世界一の選手となった。

今彼のキャリヤに足りないとすれば・・・
ワールドシリーズ優勝、そして一足お先にマツイが獲ったシリーズMVPのみ。

約40年前に読んだ、この架空の物語が今の大谷の成功と重なり
ドジャースブルーのユニホームを着た彼の活躍が楽しみでなりません。















# by assist-morioka | 2023-12-16 17:18 | Comments(0)

盛岡の不動産会社「アシスト」より、つれづれなる想いを皆様へお届けします。

by jyhnny
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